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「三幸日本語教師養成カレッジ」2021年修了
国内日本語学校勤務
近藤 有香さん
コロナ禍の受講ということもあり、就職先の日本語学校が見つかるか不安もあったとの事ですが、現在(取材日:2022年2月25日)は国内の日本語学校で日本語教師として活躍されています。
近藤さんに、日本語教師養成講座の受講や日本語学校での業務について取材しましたので、ご覧ください。
大学のプログラムでケニアに1週間ほど滞在したことがあり、そこで知り合った現地の友人と交流を深めました。
そこで友人が日本語を勉強していると聞き、一緒に遊んだ時に分からない言葉を教えたり、勉強を手伝ったりしました。とても喜んでくれたのが本当に嬉しくて、その出来事がきっかけで日本語教師について調べるようになったんです。
その後、オンライン日本語会話のプラットフォームに講師登録して、フリートークで外国人学習者と話すようになりました。
フリートークでは学習者からの質問の受け答えや日本語文法の説明をすることも多く、「もっと色々な質問に答えたい」「文法に詳しくなりたい」と思ったんです。
「色々な質問にすぐに答えられる、文法知識が豊富な教師」という私の理想の教師像に近付くためには、豊富な教授経験が必要と考えています。そのためには日本語教師養成講座の受講と日本語学校での勤務が必要であると感じ、講座を探して受講しました。
講座探しは、インターネットの比較サイトで「家から近く通いやすい」「実習時間を確保できる」という視点で検索。特に実習について重視していたので、三幸さんの説明会で「実習時間の多さ」を具体的に説明してもらえたことは学校選びの大きなポイントになりました。受講料もリーズナブルですし、実際に学校を訪れて「雰囲気も良いな」と感じましたね。
他にも学校を検討しましたが、最終的には「通いやすい」「実習が多い」「受講料がリーズナブル」「学校の雰囲気が良い」という条件がそろった三幸さんに決めました。
2021年のコロナ禍での受講ということもあり、当初は就職先の日本語学校が見つかるか不安がありました。
ですが、三幸の職員の方は「履歴書の添削しますよ!」「模擬授業の練習もいつでも言ってください!」と何度も声を掛けてくれるんです。
それだけでも嬉しかったですし、いま働いている学校も三幸さんに紹介していただきました。就職面でも充実したサポートをしていただけたので、焦らずに就職活動ができたことがとても良かったです!
日本語教師養成講座では、フリートークをしているだけでは気付けない学びが沢山ありました。
講座の学習内容は、日本語の文法以外に世界の各国の歴史的背景、日本語教育の歴史など多岐に渡ります。
また、日本語の使用に直接関わる内容で言えば、国ごとの背景や特徴と日本語学習者の特徴との繋がりに気付いたことが印象的でした。例えば、発音の間違いにも「英語圏の学習者に多い間違い方」「中国人の学習者に多い間違い方」それぞれ違いがあるんですよ。
講座で学んだ内容は、フリートークの講師をする際に活かしていきました。講座で学習したことをそのまま日本語の指導につなげられたので、とても良かったと思います。
また、講座で教わった語句導入の授業を、今の勤め先で担当している漢字の熟語の授業に応用したこともありました。講座で実践した内容が、今も授業をするうえでとても役に立っています。
講座は通学とオンライン※のハイブリッド型で受講していました。実習は通学が必要ですので、毎週2日間通学していましたが、知識を学ぶ座学では、コロナの感染状況を考えながら通学とオンラインを使い分けていましたね。
感染者数が増えた時期は自宅で受講したり、感染が落ち着いた時期には通学で他の受講生と一緒に受講したり。時期や日によって、受講場所を自宅か学校か選べたのが良かったです。
※コロナウイルス感染予防の特別対策として、一部オンライン受講可能科目あり。
日本に入国してきた、初級〜中級のクラスを教えています。学習のスピードはゆっくりめで、じっくりと学びたい学習者に指導しています。
中には、勉強が苦手な学習者もいますね。そのような学習者には日本語の楽しさも伝えるのが理想だと思いますので、「一緒に日本語を楽しく話そう」という事を意識して授業に臨んでいます。
また、オンラインよりも対面での授業を重視している学校なので、コロナの影響で休校になると学習者のモチベーションの維持にも気を使いますね。そういった大変さもありますが、充実した日々を過ごしています。
今は毎日大変ですがとても充実しています。養成講座の受講中に現場の話は聞いていたのですが、教育現場に立ってからが本当の勝負。受講中も頭では分かっていたつもりですが、現場に出てから痛感しました。
現在は週に2回授業に入っています。一口に授業といっても、文法の授業、会話・発音の授業、漢字の授業などに分かれていて、文法の授業が最も大変ですね。
ただ、日々の業務をこなしながら感じたのは、「授業以外の業務が大変だな」ということです。授業の準備、学習態度の指導、クラスの管理などにも気を配らないといけない大変さは、実際に現場に立ってから改めて実感しました。
養成講座の受講中の話になりますが、チームで共同作業をしたり、人前で話したりすることに自信がつきました。
受講前はものづくりのお仕事をしていたため、共同作業や人前で話す仕事の経験も無く、不安がありました。三幸さんの養成講座では、グループワークや人前で話す経験を多く積むことができ「意外とできるかも!」という自信がついて良かったです。
日本語を通して、世界のリアルな文化を知ることができた時も、「日本語教師になって良かった」と感じます。学習者とお互いの国の文化を教え合うのが楽しいですね。私の勤める学校はベトナム人が多いのですが、授業を通してベトナムのことを教えてくれるんです。
学習者が自分の国のことを日本語で教えてくれるのが嬉しいし、私は日本の文化を伝えるので、そのやり取りが楽しいですね。そういった楽しさを実感する時に「日本語教師になって良かったな」と思います。
ベトナム人は飲酒の年齢制限がないことが1番びっくりしました。日本では当たり前の「お酒は二十歳から飲みますよね」という話が通用しないので、考えていた教案を変更したことがありました。
事前に考えていた授業や教案の内容は、文化の違いに合わせて臨機応変に対応していくことが大切だなと思いますね。
三幸日本語教師養成カレッジは、専門学校を全国に展開し、日本語学校を有する「学校法人三幸学園」の社会人向けスクールです。
資格取得から就職まで、専門スクールのノウハウを活かした独自のサポート体制を確立しています。
文化庁の新たな指針に準拠した最新の受講プログラムを用意しています。教育現場の実践力を楽しく身に付けられるだけでなく、地域の日本語教室やビジネスパーソン、技能実習等多様なフィールドで活躍できる日本語教師を目指せます。
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