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BrushUP学びは日本語教師養成講座や日本語教育能力検定試験の対策講座など、日本語教師を目指せるスクールの情報をまとめたサイトです。エリア別にまとめて比較でき、とても見やすいです。
この記事を書いたのは
Miku
日本語教師養成課程で資格を取得し、日本語の指導歴は7年目。
学生時代はイギリスへの交換留学の経験もあり、卒業後は日本語教師として働きながら、フランスでワーキングホリデー留学と語学留学を経験。
現在はマルタ島在住で主にフリーランスで活動する傍ら、「日本語教師ナビ」のライターを務める。
「日本語教師養成講座の受講には、どのくらいの費用が必要なの?」
「受講にかかる費用を、安く抑えるコツがあれば知りたい」
このように、日本語教師養成講座の受講に必要な費用を少しでも抑えたいと悩んでいる方に向けて、今回は、養成講座の平均費用と、費用を安く抑えるコツをお伝えします。
結論は、日本語教師養成講座を受講すると、平均で50〜60万円の費用がかかりますが、受講料の安いスクールにして、各種公的制度を上手に活用することで、10万円前後の節約が可能です。
給付金制度を活用してお得に日本語教師養成講座を受講しよう!
厚生労働省「一般教育訓練給付金」の対象となる日本語教師養成講座を受講した場合、条件を満たすことで受講料の20%(上限10万円)が給付されます!
知らないまま受講してしまっては損をしてしまうかも。給付金に関する詳細は、ハローワークや資料請求をしたスクールへお問合せください。
日本語教師養成講座の平均費用は、総額で50〜60万円となっています。
養成講座の費用は、スクールや講座内容によって異なりますが、上記の金額が目安です。
費用には、受講料の他、入学金や教材費など、授業を実施する上で必要な経費が含まれています。
養成講座によっては、総額で70万円を超えるものもありますが、受講料が高いからといって、必ずしも授業・講師の質がいいというわけではないので、慎重にスクール選びをする必要があります。
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それでは、日本語教師養成講座の費用を安く抑えるコツを5つご紹介します。
日本語教師養成講座の受講料はスクールによって異なり、安いものだと40万円台、中には20万円台と破格のものもあります。
価格帯が低い養成講座でも、人気のスクールだと授業及び講師の質が高く、コスパよく学ぶことができます。
ただし、安い料金で質の高い教育を提供しているスクールは、数が少なく、東京や大阪などの大都市を拠点にしている場合がほとんどです。
そのため、受講料の安いスクールへ通おうとすると、どうしても選択肢が限られてしまいます。
日本語教師養成講座は、通信講座を選択すると、5〜10万円程度安くなる場合があります。
通信講座では、eラーニングやオンライン授業がメインとなり、あらかじめ録画された映像授業で学ぶ方法か、オンラインライブ授業で講師やクラスメイトと双方向に学ぶ方法で、授業が実施されます。
そうすると、スクール側は授業にかかる経費を削減できるので、養成講座の受講料が通常の料金よりも安くなります。
ただ、養成講座をオンラインで行う場合、120単位時間以上の授業を面接もしくは同時双方向に行われるメディアで実施しなければならないルールがあるため、理論科目はオンラインで、教育実習などの実践科目は通学で、としているスクールがほとんどです。(法務省「日本語教育機関の告示基準解釈指針」)
厚生労働省が実施している教育訓練給付金制度を利用すると、日本語教師養成講座を修了した後に、ハローワークから給付金として、受講料の20%を受け取ることができます。
給付金の上限は10万円で、養成講座だと上限に近い金額がもらえるケースがほとんどです。
給付金制度を利用するには、以下の条件を満たす必要があります。
参考元 ハローワーク「教育訓練給付制度」
給付金制度の詳細は、居住地のハローワークへ問い合わせるといいでしょう。
また2023年からは、経済産業省による「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」という給付金制度も始まりました。制度を利用することで、受講料の最大70%(56万円)の受講料の給付金を受け取ることが可能です。こちらも給付の条件が設けられていますので、下記の関連記事をぜひご確認ください。
求職者支援職業訓練は、ハローワークが提供する求職者支援制度の一環として行われるもので、再就職・転職を目指す人が月10万円の給付金を受けながら、無料でさまざまな講座を受講できるものです。
以下のような条件を満たして、日本語教師養成講座を職業訓練として受講することができれば、費用は無料もしくは教材費のみとなります。
非常に魅力的な制度ではありますが、居住地によっては選考がある場合もあるので、ハードルは高めです。
こちらの記事『ハローワークの職業訓練で日本語教師は目指せる?』でも、詳しく解説しています。
学割・早割・友達紹介割・ママ割・パパ割など、さまざまな割引を実施しているスクールもあります。
また、説明会や体験授業に参加することで、入学金が免除になる場合もあります。
スクールによっては割引の併用が可能で、5万円以上もの値引きを受けることもできます。
受講にかかる費用を少しでも抑えるために、利用できる割引制度は、積極的に活用しましょう。
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安い日本語教師養成講座を選ぶ際には、以下のような点に注意してください。
日本語教師養成講座の費用は、スクールのWEBサイトから確認することができますが、安い受講料が目立つように記載されている場合も多いため、入学金・教材費・交通費などの費用を見落としやすいです。
そのため、受講にかかる費用総額を計算してみると、予算を超えていることがあるので、注意してください。
入学金は2〜3万円、教材費は3〜4万円が平均です。
交通費は、片道200円で週5日・半年通学した場合には、48,000円と5万円近い出費となるので、節約したい場合は通信講座にするなど、工夫をする必要があります。
その他に、教育実習で使用する文房具やコピーなどの雑費は、教材費に含まれていないことがあるので、確認した方がいいでしょう。
受講料の安い日本語教師養成講座だと、文化庁への届出がされていない場合もあるので、気をつけるようにしてください。
届出が受理されていない養成講座を受講した場合、学校によっては日本語教師の採用条件を満たせないことがあります。
特に、外国人へ「留学」という在留資格を付与できる法務省告示の日本語学校で働くためには、文化庁への届出が受理された養成講座でなければなりません。
法務省告示校に関しては、こちらの記事『法務省告示校とは?』で解説しているので、ぜひご覧ください。
※日本語教師は国家資格「登録日本語教員」になりました。今後、留学生の受け入れをするためには文化庁より「認定日本語教育機関」の認定を受ける必要があります。
登録日本語教員に関する詳細は下記の関連記事をご覧ください。
関連記事:【2024年施行】登録日本語教員とは?現役日本語教師も対象の制度概要を解説!
日本語教師養成講座の費用が安い場合、開講したばかりで実績が少ないことがあります。
日本語教師の需要増加に伴い、近年では、新たに養成講座を設けるスクールが増えています。 スクールに十分な実績があると、質のいい教育を受けられるだけではなく、国内外に提携校が多数あるので、就職活動でも有利に進めることができます。
スクールが設立されたのはいつか、養成講座を開講してから十分な歴史はあるか、修了生はどのくらいいるのかなどについて、事前に確認しておいた方がいいでしょう。
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こちらでは、費用が安い日本語教師養成講座を5つ厳選してみました。
一般財団法人が非営利目的で行っている養成講座なので、受講料がかなり安くなっており、費用の安さを重要視したい方におすすめのスクールです。
受講生が仕事や学業と両立できるように、授業は平日の夜と土曜日に行われています。 養成講座修了後のフォローも手厚く、国際日本語教育研究協会(IJS)への年会費が大きく割引されるので、現役の日本語教師が集う定例会にも参加しやすい環境があります。
ただ、通信講座が開講されていないので、居住地によっては受講が難しくなるでしょう。
総費用 | 330,000円(税込/教材費別途) 内訳:入学金(33,000円)+受講料(330,000円)+教材費(30,000円程度) |
教育訓練給付金制度の利用 | × |
東京・大阪・名古屋 |
1986年に創立された歴史のある大手スクールで、豊富な実績があります。
420時間通信コースでは、映像授業を見て学習するeラーニングを採用しており、300単位時間分のオンライン受講が可能であるため、自分のペースで勉強することができます。
実技・実習科目(120単位時間)は基本的に通学となっていますが、事情により来校できない受講生には、オンラインでの双方向授業で対応してくれます。
実践的なスキルの習得に加え、ジェスチャーや板書などをどのようにしたら学習者が分かりやすいか、教師として「考える力」を伸ばす指導も行っています。
総費用 | 462,000円(税込) 内訳:入学金なし+受講料(462,000円)※参考書籍は含まれません。必要に応じて各自ご購入ください。 |
教育訓練給付金制度の利用 | 〇 |
東京・京都 |
社会人向けの大手資格スクールで、全国各地に教室がありますが、日本語教師養成講座は東京水道橋校のみで実施しています。
理論科目は180単位時間分を映像授業で学び、教育実習を含む実践科目は通学で学んでいきます。 平日の夜・土曜日で授業スケジュールが組まれており、振替制度も充実しているので、仕事との両立がしやすいです。
少子高齢化に伴い、介護職に従事する外国人の受け入れが増えている状況を考慮して、「介護の日本語」教師養成コースを設置している点が特徴的です。
総費用 | 495,000円(税込) 内訳:入学金(6,000円)+受講料(489,000円 教材費込) |
教育訓練給付金制度の利用 | 〇 |
東京 |
教育事業を約50年行ってきた「中央出版ホールディングス」が運営するスクールで、長年の指導経験に基づくカリキュラムと、学習・就職サポートには定評があります。
理論科目では、グループディスカッションを取り入れて、主体的な学びを提供し、実践科目では、実際の日本語学校で留学生に日本語を教えることで、日本語教師に求められる実践力を養います。
「分かるから楽しい授業」をモットーに、ボイストレーニングの講師によるユニークな授業も行っています。
通学が難しい場合は、オンラインでの受講も可能です。
総費用 | 495,000円(税込) 内訳:入学金(22,000円)+受講料(440,000円)+教材費(33,000円) |
教育訓練給付金制度の利用 | 〇 |
東京 |
日本語教育事業の他、学習塾や保育関連の事業も展開している「株式会社京進」が運営するスクールです。
10名前後の少人数制授業となっており、理論科目も実践科目も、受講生が考えたり発言したりして学ぶ、参加型の授業スタイルを採用しています。
また、主婦・社会人・学生も学びやすいように、柔軟な学習プランが用意されていて、週2日だけの通学をして、最短8ヶ月で修了できるものもあります。
総費用 | 595,000円(税込) 内訳:入学金(22,000円)+受講料(550,000円)+教材費(23,000円) |
教育訓練給付金制度の利用 | 〇 |
東京・京都 |
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今回は、日本語教師養成講座の平均費用と、受講にかかる費用を安く抑えるコツについて解説しました。
上記でご紹介した養成講座は、費用を抑えながらも、ベテラン講師から質の高い授業を受けることができます。
これから養成講座の受講をしようと考えている方は、教育訓練給付金制度や求職者支援制度を利用できないかどうかを、居住地のハローワークへ確認をしてみてください。
スクールの割引制度も積極的に活用して、リーズナブルに養成講座を受講しましょう。
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