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「三幸日本語教師養成カレッジ」2020年修了
中華人民共和国 洛陽外国語学校勤務
池田 太郎さん
池田さんは、2020年に
中国語の先生から、日本語教師不足の実態を知り、日本語教師を志したそうです。池田さんに、日本語教師養成講座の学校選びから現在の日本語教師のお仕事まで、お話を伺いました。ぜひご覧ください。
元々、中国でビジネスをやりたいという気持ちがあり、酒造メーカーに入社をしました。毎年、異動希望を中国で出していましたが、なかなか機会に恵まれず……。
入社から11年たったときに、やっと中国短期留学のチャンスが来たんです。そこで夢の中国ビジネスに着手したのですが、中国での営業は苦難が多く、打ちひしがれて帰国しました。
その後15年間、中国とは距離をおいていましたが、週末に上司からボーリングに誘われるのが嫌で中国語教室に通い始めたんです。そこで在日中国人を支援したいと先生に相談したところ、日本語教師不足の話をされ、「やるなら早い方がいい。資格なんかなくてもまず教壇に立て!」と吹き込まれました。
当時、技能実習生や海外ルーツの子供たちの問題に課題意識をもっていたこともあり、先生のアドバイスを受けて、第二の人生を描きボランティアで日本語を教えることに決めたんです。
仕事帰りに学校を直接見て歩きましたが、何を基準に選んでいいのか悩んでいました。より詳しく知るために、インターネットで調べ、三幸日本語教師養成カレッジに魅力を感じて説明会の参加を申し込んだのがきっかけです。
説明会では、対応してくれた事務局の方々の親切さと、教室の清潔感がとても好印象でしたね。他にも学校は検討しましたが、最終的には信頼できそうな事務局の方々と受講料の安さで三幸を選びました。
仕事をしながら受講していたので、最初は会社の帰り道に学校に寄って授業を受けていました。ただ途中から在宅勤務の方が多くなり、オンラインも併用しながらの受講に切り替えたんです※。トータルでは通学の方が多かったとは思います。
※コロナウイルス感染予防の特別対策として、一部オンライン受講可能科目あり。
日本語学校の留学生向けと、地域で生活する外国人向けの授業を教育実習で経験できたことが印象に残っています。
留学生向けの実習は、グループ校の日本語学校で行ったのですが、規律に優れていて、細かい管理が行き届いている印象をもちました。グループ内に各種専門学校を多く持っていることもあり、学校に活気があるのだと思います。
特に思い出深いのは、「生活者(地域で生活する外国人)」実習ですね。他の学校では経験できないことですし、技能実習生の教育施設とのタイアップなど新たなチャレンジもしていました。
バラエティに富んでいて、個性豊かな先生が多かったです。受講中は気づきませんでしたが、日本語教師として働く中で、日本語教育業界の重鎮にあたる先生もいらっしゃったことを知りました。
また、授業アンケート等で受講生の意見を吸いあげる仕組みがあることやコロナの特殊な状況下でも臨機応変に対応してくれたこともよかったです。学校を決めるときに信頼できそうだ、と感じたことは正しかったと思いますね。
三幸の求人掲示板で偶然「洛陽日本語教師募集」チラシを発見し、応募したところ、採用をいただきました。そこで、ずっと勤めていた会社を辞めるふんぎりがつきましたね。
コロナの影響で、入国準備や隔離対応には苦労しました。8月には中国に入国していたのですが、計5週間隔離があり、洛陽外国語学校で働き始めたのは9月下旬です。
現在は、9クラス、合計250名ほどの生徒に毎週計20コマ授業をしています。日本留学を決めている生徒の特訓コースや日本語作文コース等、進路先や日本語レベルによりクラスが分けられています。
中国の生徒はチャレンジ意欲が旺盛で、テストに真剣に取り組みます。毎朝5時半から夜22時まで教室の灯りが点いていて、自習している生徒たちの姿を見て私も刺激を受けています。
生徒たちは、テストや丸暗記はすごく得意な反面、話すチャンスがないため、会話に苦戦します。洛陽市は昔の都なのですが、日本企業もなく、日本人がほとんどいないんですよね。そんな中、唯一の日本人教師ということだけですごく歓迎されています。
町のヒーローのような待遇で、想像もしていないくらいウェルカムでした。今は、学校内に住んでいるのですが、ちょっと外に出ると全然知らない子も話しかけてきたりします。そういう経験はおそらく一生のうちで何度もないんじゃないかなと思いますね。
すごくやりがいのある仕事だと感じています。もっと早く会社を辞めてチャレンジすればよかったと思っているほどです。
日本語を選んでくれただけで、生徒みんなが可愛く見え、「みんな、ありがとう!」と言いたい気分です。
三幸日本語教師養成カレッジは、専門学校を全国に展開し、日本語学校を有する「学校法人三幸学園」の社会人向けスクールです。
資格取得から就職まで、専門スクールのノウハウを活かした独自のサポート体制を確立しています。
文化庁の新たな指針に準拠した最新の受講プログラムを用意しています。教育現場の実践力を楽しく身に付けられるだけでなく、地域の日本語教室やビジネスパーソン、技能実習等多様なフィールドで活躍できる日本語教師を目指せます。
本ページでは、三幸日本語教師養成カレッジの修了生、池田 太郎さんの声をお届けいたしました!
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