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この記事を書いたのは
Miku
日本語教師養成課程で資格を取得し、日本語の指導歴は7年目。
学生時代はイギリスへの交換留学の経験もあり、卒業後は日本語教師として働きながら、フランスでワーキングホリデー留学と語学留学を経験。
現在はマルタ島在住で主にフリーランスで活動する傍ら、「日本語教師ナビ」のライターを務める。
フリーランスは、日本語教師の新しい働き方の1つですが、収入が不安定になりやすいことから、なかなか踏み出せない方が多いといわれています。
そこで今回は、2018年からフリーランス日本語教師として活動している私が、フリーランス日本語教師の収入相場と、独立して稼ぐコツをご紹介します。
結論をお伝えすると、フリーランス日本語教師は、自由に動けるメリットを活かして、複数の仕事を掛け持ちすることで、生活していけるくらいの収入を得ることができます。
フリーランス日本語教師とは、特定の教育機関に所属せず、独立して日本語を教える仕事をしている教師を指します。
ある学校で非常勤講師として働いている方もいれば、自分で集客してプライベートレッスンを行っている方もいます。
日本語教師は2024年4月から国家資格「登録日本語教員」になり、以下2つの条件のいずれかを満たすことで、認定日本語教育機関で勤務することができます。
これらの条件を満たしていなくても、フリーランスとして働くことは一応可能です。
しかしながら、フリーランスの日本語教師は、日本語教育の専門知識を身につけて、指導経験を積んだ後に独立している方が多いため、資格や経験が全くないと、仕事を見つけにくいのが現状です。
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フリーランス日本語教師には、多種多様な稼ぎ方がありますが、主要なものを以下にご紹介します。
日本語教師として学校で働く場合には、常勤講師と非常勤講師という2つの方法があります。
非常勤講師は、担当したレッスンの分だけ、時給でお金をもらいます。
常勤講師とは異なり、学校の雑務を行う必要がないので、自由に使える時間がたくさんあり、空いた時間で他の仕事をすることも可能です。
レッスンのコマ数を増やさないと、高い収入を得られませんが、レッスン料や働く時間帯を選べることはメリットです。
また、国内の日本語学校は、常勤講師よりも非常勤講師を多く雇う傾向にあるため、求人が豊富で仕事を見つけやすいです。
オンラインレッスンは、コロナ禍をきっかけに環境が整えられ、教師も学習者も手軽に利用できるレッスン形態となりました。
個人的にも、私がオンラインレッスンを始めた2018年頃と比べると、便利なツールが増えて、働きやすくなったと感じています。
オンラインでの稼ぎ方は、オンライン学習プラットフォームを利用してレッスンを行ったり、日本語学校や企業でオンライン日本語教師として働いたりする方法があります。
オンラインだと、時間と場所を選ばずに仕事ができるので、フリーランスという働き方との相性がとてもいいです。
従来のように、オフラインで指導することも可能ですが、働けるエリアは限られます。
近年では、外国人を積極的に受け入れる一般企業が増えており、社内でのコミュニケーションを円滑にするために、外国人社員へ日本語研修を実施するケースが多くなっています。
その際に、フリーランスの日本語教師に、日本語レッスンを委託する場合があります。
また、外国人に通じる「分かりやすい」日本語を、日本人社員へ指導するレッスンも需要が増加しているようです。
一般企業との直接契約は、レッスン料が高い傾向にありますが、募集が少なく、ビジネス経験の有無を問われる場合がほとんどです。
そのため、一般企業での実務経験がある日本語教師は、基本的に優遇されます。
日本語教師としての十分な知識や経験があれば、日本語能力試験や日本語レッスン用の教材開発に携わることも可能です。
オンラインレッスンの普及にともない、eラーニングの利用者数が増加していることから、デジタル教材の作成に関連する求人も増えています。
企業によってはリモートワークを認めているので、好きな時に好きな場所で仕事をすることもできます。
さらに、自分のオリジナル教材を作成して、オンライン上で販売するという方法もあります。
日本語教育についての書籍の出版や、ブログ記事の執筆をして稼ぐ方法もあります。
昨今では、さまざまな企業がWEBサイトのコンテンツ制作に力を入れており、WEBライターの需要が高まっています。
日本語教育業界においても、知識や経験のある教師ライターを優先的に採用する動きが目立ちます。
記事内容が専門的になってくると、文字単価があがるため、人によってはWEBライター1本で生活費を稼いでいます。
執筆業務も遠隔で作業ができるので、他の仕事と合わせて、柔軟な働き方をすることが可能です。
また、自分で新しくブログを立ちあげて、日本語教育に関する情報や、自分の指導経験を発信することも、フリーランス日本語教師の稼ぎ方の1つとなっています。
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フリーランス日本語教師の収入相場ですが、非常勤講師の場合、1コマあたりの時給は1,500円〜2,000円程度です。
私が現在設定しているオンラインレッスンの料金は、1コマ(25分)800円、時給にするとだいたい1,600円です。
仮に、時給2,000円で1日5コマ、週5日教えたとすると、月収は20万円となります。
フリーランスでベテランの日本語教師ともなると、一般企業でビジネス会話を教えた場合、時給5,000円以上もらうケースもあるようです。
このように、フリーランス日本語教師はそれぞれで受注している仕事が異なり、レッスン料にもばらつきがあるため、月収10万円以下の教師もいれば、常勤講師より多く稼いでいる教師もいるのが現状です。
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フリーランス日本語教師という職業は出来高制なので、仕事をすればするほど収入をあげられる一方、仕事がなくなると、稼ぎが激減してしまうこともあります。
以下では、フリーランスで稼ぐコツを4つお伝えします。
ぜひ参考にしてみてください。
これからフリーランス日本語教師を始める方におすすめしたいのが、オンライン学習プラットフォームの利用です。
italki・Cafetalk・Preplyなど、大手のプラットフォームはたくさんあります。
プラットフォームによって、15〜35%程の手数料はかかりますが、レッスンスケジュールの管理や、支払い関連の事務作業を効率化できるので、初めてでも取りくみやすいです。
レッスン料は比較的自由に設定でき、割引券を発行することも可能です。
私は、新規の受講生を獲得するために、定期的に10%割引券を発行したり、4回セットのレッスンを安く販売して、継続受講を促したりしています。
しかしながら、プラットフォームで月10万円以上の手取り収入を得ることは難しく、どちらかというと、副業やフリーランス初心者向けであるといえます。
非常勤講師の掛け持ちは、フリーランス日本語教師によくある働き方です。
1つの日本語学校だけだと、どうしても収入が不安定になってしまいます。
複数の収入源を持っておくことで、リスクヘッジになり、精神的にも余裕を持つことができきます。
注意すべき点としては、レッスンの重複予約や見落としが発生しないように、スケジュールをうまく管理することです。
フリーランス日本語教師として稼いでいくためには、学校・企業・学習者から信頼を得て、継続して仕事を発注してもらう必要があります。
そのため、仕事の予定は1つのカレンダーにまとめるなど、自分に合った方法で、スケジュール管理をするといいでしょう。
フリーランス日本語教師は、人との繋がりを増やしていくと、紹介で仕事を得られる機会が増え、収入をあげることができます。
実際に、活躍しているフリーランス日本語教師の多くは、友達や知り合いから紹介された仕事をこなしています。
私自身も、既存の学習者からの紹介や、働いている会社からの紹介で、新規受講者を獲得したことがあります。
また、紹介で受講する学習者は、モチベーションが高く、長期間継続してくれるケースが多いです。
したがって、日本語教育に関連するコミュニティ・勉強会などに、積極的に参加して人脈を広げることも、フリーランス日本語教師として稼ぐ戦略の1つといえるでしょう。
インターネットを通して正しい情報を集めることで、収入に繋がる場合もあります。
最近では、日本語の効果的な教え方や、フリーランス日本語教師としての稼ぎ方など、有益な情報を、ネットから無料で検索できるようになりました。
WEBサイトやSNSをうまく活用することで、レッスンの質を高めることができますし、人脈が広がることもあります。
フリーランス日本語教師として活躍している個人が、SNSを使って求人募集を行っているケースもあるので、X(旧twitter)やInstagramなどで日本語教師用のアカウントを作って、情報収集するのもいいかもしれません。
今回は、フリーランス日本語教師の収入相場と、フリーランス日本語教師として稼ぐ方法について、お伝えしました。
フリーランス日本語教師は、どの学校にも属さないので、働く場所も時間帯も自分で決めることができます。
フリーランス日本語教師として生活していくためには、そのメリットを活かして、収入源を複数持つことが重要です。
これからフリーランス日本語教師を目指す方は、独立して仕事を獲得するための第一歩として、まずは登録日本語教員の資格を取得することをおすすめします。
日本語教師の経験を積んだうえで、非常勤講師・教材作成・執筆など、さまざまな仕事を掛け持ちできるようになると、稼げるフリーランスとしてステップアップしていけるでしょう。
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